なぜ、えどりばは発言数・発言率を調べたのか?


なぜ、えどりばで議員さんの発言数と発言率を調べたのか?について書きたいと思います。(長くなります、すみません)

選挙で投票する時、「だれに投票しようか」で悩む方は多くいらっしゃると思います。 

19日の告示後、投票日までの約1週間、区内各場所に選挙ポスターが貼られ、選挙公報やチラシ・ハガキが各家庭に届き、
街中あちこちで「○○をよろしくお願いしまーーす。」と賑やかな(?)声が聞こえてきます。
それらを見て聞いて投票する人を選んでいることでしょう。
 
でも、それだけじゃだれがどんなことを考え、どのような仕事をするのかわかりませんよね?
 
実は現在区議会議員をされている方々のほとんどが4月の区議会選挙に立候補を予定しているということがわかりました。
どんな考えを持つ人なのかということは、アンケートで知ることができると思います。
では、この4年間どんなお仕事をしてきたんだろう?
アンケートでもわかるところもありますが、議員さん自身での評価なので客観的でなかったり公平でなかったりするかもしれません。
 
そこで、「議員さんのお仕事ぶりを客観的にそして公平にわかりやすく伝える方法ってなんだろう?」
ということについて、えどりばメンバーでそのことについて話し合いました。
 
話し合う中、議員さんのお仕事ぶりを知る手段のひとつとして、月に一度は必ず開かれる「委員会の中での発言」に注目しました。
 
「委員会」というのは、
常任委員会5つ(総務委員会、生活振興環境委員会、福祉健康委員会、文教委員会、建設委員会)
特別委員会(行財政改革特別委員会、災害対策・街づくり推進特別委員会、熟年者支援特別委員会、子育て・教育力向上特別委員会、庁舎移転問題検討特別委員会、予算特別委員会、決算特別委員会など必要に応じてその委員会が設置されます)
議会運営委員会
とたくさんあり、各委員会ごとに決まった分野の議題(問題)について話し合われます。
(各委員会については区議会のHPに説明があります)
 
例えば、建設委員会では区内の道路や建物の設置などについて、文教委員会では幼稚園、学校などの教育全般やその施設についてのことが話し合われます。
 
各委員会にはその分野に沿った内容の区民からの陳情(区に対してのお願い)が出されますが、議員さんは「委員」として各委員会に約9〜12名ごとに分かれ、その陳情の審査をします。
議員さんの所属する委員会は1年ごとにかわります。また、すべての議員さんが毎年複数の委員会に所属しています。そのため4年間でいくつもの委員会の委員になる形になります。
 
その中での発言は、議員さんが個々の事案についてどのよう考えを持っているのかを知るためのひとつの材料になるのではないか?と考えました。
ただ、議員さんの発言一つ一つの内容に注目していくとまとめが複雑になり、わかりやすく伝えるのは難しいことがわかりました。
 
そこで、発言内容ではなく「発言数」のみに注目することにしてみました。
議員さんにはその「発信力」も評価されるもののひとつかと思われますが、「発言数が多い=発信力が高い」と考えたからです。
 
また、委員会内で行われる陳情や議案の審査では、それぞれの議員さんが陳情ごと審査するだけの知識を持っていればこそそれに対する発言も多くできる、つまり「日頃区政や区民の抱える問題についてよく調査・勉強をしている」と考えたこともその理由です。
 
ただ、議員さんによっては所属している委員会数や所属する委員会の開催時間などが違い、その違いによって発言数が異なってしまいます。
そこで、より公平にお仕事ぶりをお伝えするために、各議員さんの1年間の総発言数をその所属していた委員会で出たすべての議員さんの発言数で割った発言率も算出しました。
 
発言数の多さからわかることは、その議員さんの力のすべてではなく、「○○力」のいくつかです。
ですが、そこから見える力はみなさんが議員さんのお仕事ぶりを知るためのもののひとつになるのではないでしょうか?
 
実際に何に対してどのような発言をしているのか?を知りたい場合は、委員会の「議事録」から議員さんの発言が見られます。 
どの議員さんがどの事案に対してどのような考えを持っているかを知ることができますよ。http://www.gikai.city.edogawa.tokyo.jp/voices/g08v_views.asp
検索ワードに、気になる議員さんの名前や、気になる事柄ワード(例えば、保育園、学童保育、など)を入れて検索すると、その議員さんの気になる事柄に関する発言が出てきますので、便利です。
 
ぜひ気になる議員さんをチェックしてみてくださいね。そして、次回の投票の参考にしていただければ嬉しいです。
 
【委員会の発言数・発言率の調査のルールについて】
1.調べた委員会
常任委員会5つ:総務委員会、生活振興環境委員会、福祉健康委員会、文教委員会、建設委員会)
特別委員会5つ:行財政改革特別委員会、災害対策・街づくり推進特別委員会、熟年者支援特別委員会、子育て・教育力向上特別委員会、庁舎移転問題検討特別委員会
 
※予算特別委員会、決算特別委員会、議会運営委員会の3つは、開催が定期的でない・発言する機会(回数や時間)が議員によって制限されているなどの理由から公平に発言数・発言率を集計算出できないため、今回含めませんでした。
 

2.調べた年度について
平成23年度、24年度、25年度は、各年の5月から翌年4月まで。平成26年度は集計時に議事録が出ていた26年9月まで。

3.発言数と発言率

発言数:平成23年度から26年度(26年度は9月まで)まで各年度ごとに所属していた委員会での各議員さんの発言の数。またそれを4年間分集計しています。

発言率:各議員さんのその年度の総発言数 ÷ 同じ年度に所属していた委員会でのすべての議員さんの総発言数(%)。またそれを4年分まとめたものも算出しています。
【具体例】議員Aさんが所属していた文教委員会と子育て・教育力向上特別委員会での一年間の総発言数が25回、
同じ一年間で文教委員会と子育て・教育力向上特別委員会の中でなされた所属する全議員の発言合計が300回だとすると…
A議員のその1年間の発言率は8.3%ということになります。

4.含めなかった発言
各委員会の進行をする役割にある委員長と副委員長の発言は発言数に含めませんでした。
含めるとその発言は「議員さんの意見」ではないのに発言数だけが多くなってしまうからです(逆に副委員長の発言は極端に少ない)。
そんなことしたら委員長や副委員長をやっている議員さんは、その年度の発言数がゼロになってしまうのでは?
いえいえ、心配いりません。
議員さんは複数の委員会に所属していて、今回まとめた発言数はその議員さんが所属している委員会すべての発言数を合計しています。
ですから、委員長・副委員長をしている議員さんも他の委員会では自分の意見を発言する機会はあり、そちらでの発言を「発言数」として数えています。「発言率」については委員長・副委員長をした委員会の分は除いて算出しています。

おまけ:発言数を調べてみてわかったこと
・実際に調べてみてわかったことは、発言数の多い議員さんは、比較的どの委員会でもその発言が多い傾向にありました。
・発言数、発言率ともそのランキング上位は女性議員さんがほぼ占めていました。
・発言数・発言率ともに一年間発言ゼロの年度のある議員さんが数人、発言一桁の議員さんもソコソコいました。

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